【NFL】以前とは“異なる”バックアップの役割につくチーフスQBウェンツ、「手助けできる方法を見つけ続ける」
昨オフシーズン、カーソン・ウェンツは先発クオーターバック(QB)になる機会を待ち望んでいたが、それが実現することはなかった。かつてMVP候補に挙がったことがあるウェンツはこの春、NFL屈指のクオーターバックを支えるポジションにすぐに飛びつき、カンザスシティ・チーフスと契約してパトリック・マホームズのバックアップとなっている。
ウェンツはキャリアで初めて、明確なバックアップ選手としてシーズンを迎える予定だ。先月に行われたオフシーズンの練習中に、マホームズを手助けするためにチームに所属していることを認めたウェンツは、メンタル面で正しいアプローチをとっている。
『ESPN』によると、ウェンツは「まだ早い段階だ」と話したという。
「俺たちは毎回、ほんの数時間、週に数日しかここにいないし、今はこれから取り組んでいくことほどキツくもない。だから、これからも進化し続けるだろうし、言ってみれば、いかにして自分の居場所を見つけるかっていう段階だ。でも、パット(マホームズ)とはすでに素晴らしい関係を築いているし、それはどんどん深まっていくはず。俺は手助けできる方法を見つけ続ける」
「フィールドの外でも中でも、どんな形であれ、彼を手助けする方法を見つけていく」
バックアップとして長年、チームに在籍していたベテランQBチャド・ヘニーが2023年に引退したことを受けて、チーフスはその役割を任せるためにブレイン・ギャバートと契約した。今オフシーズン、それはウェンツの役割となっている。
ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードはウェンツが昨シーズンにロサンゼルス・ラムズの一員として先発した1試合でのプレーに触れながら、かつてのドラフトで1巡目指名を受けたウェンツについて熱く語った。
リードHCは「カーソンが(昨シーズンに)ラムズに所属していたときに素晴らしい仕事をし、先発した最終戦で実際に良い試合を見せていたのを知っている」と述べている。