『情報7dayニュースキャスター』に出演中!中川絵美里がビールを我慢して挑戦したこと
『情報7daysニュースキャスター』でお天気キャスターを務めるほか、スポーツキャスターとしても活躍している中川絵美里。おてんばだったという幼少期、読売ジャイアンツの公式マスコットガールに所属してから芸能界に入るきっかけ、現在の仕事や今後の目標について、ニュースクランチがインタビューで聞いた。 【フォトギャラリー】「ダンスでは勝負できない、MC力を磨いてきたから今がある」(撮影:桑島智輝) ◇おてんばで自由奔放だった幼少期 スポーツキャスターとしても活動している中川絵美里は、JFAサッカー4級審判や、JFAスポーツマネージャー(GRADE2)の資格も取得している。飾らない人柄、仕事やスポーツに対する真摯でひたむきな姿勢が人気の理由。まずは、幼少期から現在のキャリアに至るまでの話を聞いた。 「小さい頃はすごくおてんばでした。幼稚園の入園式初日に、入園式から脱走して壁全面に落書きをしていたそうです(笑)。二人姉妹で姉がいるのですが、私と姉はずっと真逆でした。姉がすごく堅実なタイプなのに比べて、私は昔から自由で、そのときにやりたいことをやるタイプでした」 スポーツへの並々ならぬ関心も、幼少期の環境によって形作られたという。 「スポーツが好きな一家で育ってきて、いつも身近にありました。自分に影響を与えた大きな出来事というと、中学3年生の頃に、幼馴染のお兄ちゃんが出ていた甲子園予選の試合を見たことです。初戦からずっと応援していたんですが、その高校が県予選で優勝して、甲子園でも勝ち進んだんです。 そのときに、私は絶対にこの高校に行く! と決めました。この学校なら甲子園に行けるという直感があったんです。本当は別の学校に進路が決まっていたんですが、夏休みの終わりに進路を変えました。 高校ではチアリーダー部に所属して、本当に運良く甲子園では2回、サッカーも全国大会で応援することができたので、結果すごく充実した3年間を過ごしました。アルプススタンドで応援させてもらったことがきっかけで、みんながこんなに夢中になって笑ったり、泣いたりできるスポーツって、やっぱりいいな! と改めて思ったんです」 ◇巨人軍の公式マスコットガールに応募 スポーツのすばらしさを改めて実感し、もう少し大きい場所で応援をしてみたい。プロへの道を考えるようになっていった彼女。そして、家族が昔から応援していた読売ジャイアンツの公式マスコットガール『ヴィーナス』への応募を決意する。 見事に合格を掴み取るが、大学進学も考えていたことや、『ヴィーナス』が1年契約であることから、家族からは「将来はどうするんだ?」と言われたこともあったが、「頑張るので行かせてください」と懇願し、プロ野球のチアガールとしての道を歩み始めた。 「当時はまだ、17~18歳で、ヴィーナスでは最年少でした。周りはプロのダンサーとして活動している方も多くて、ダンスでは勝負できないと思いました。実際、このままではグラウンドに出せない、と言われたこともありましたし、毎日、居残り練習があり、これでは本当に1年の契約で終わってしまう……周りのメンバーと、どこで勝負できるかを考えるようになりました。それで、MC力を磨こうと思ったんです。 ヴィーナスの活動として、ただ踊るだけではなく、試合前のイベントステージのMCや、抽選で当たった方向けの東京ドーム見学ツアーのアテンダーなどもやっているので、場所や選手について詳しいというのは、すごくアドバンテージになるんです。MCはダンスと違ってみんな横一線で始めているので、これなら勝負できるのではないかと。 そこからは、とにかく野球に関して勉強を続けました。新聞記事のスクラップをしたり、各局の週末のスポーツ番組は録画予約をして、全部チェックしてました。MC力を磨くために、独学でいろんなことをやりましたが、その全部が今につながっています」 そうして、MCとしてスポーツの現場で体感していくうちに、スポーツキャスターになりたいと考え始めるようになったという。 「当時、『ズームイン!!サタデー』のスポーツコメンテーターや解説をされていた宮本和知さんと、タイミングよく何度かイベントでご一緒していたんですが、“これだけ喋れるんだったら、もったいないからタレントになったら?”という感じで、声をかけていただいたんです。その声に押され、そして何がなんでも“このコンクリートジャングルで生き延びていくんだ”という気持ちもあって、自らセント・フォースに応募しました」 現在では、スポーツへの情熱や知識量を生かし、『情報7daysニュースキャスター』でのお天気キャスターをはじめ、DAZN JリーグピックアップマッチのMC、ラジオ『THE TRAD』などのアシスタントなど、幅広く仕事をしている。 そんな多忙な毎日でも、情報収集は欠かさない。野球やサッカーなどの試合がいくつか並行して行われているときには、テレビ、スマートフォン、タブレットの3台を同時に並べて観戦することもあるというから驚きだ。 「結果だけ知ることや、ハイライトだけを見るということもできるのですが、私はそれはしたくないと思っているんです。というのも、私が出演させていただいているDAZNやAmazon Primeなどは、たまたま見ているのではなく、お金を払って見てくださっている。視聴者の皆さんは、本気でスポーツがお好きな方が集まっているんです。 そういったファンの方々にとって、有益な情報を届けたいので、そのためには、ただ結果だけを知っているだけでなく、もっと深い知識が必要だと思うんです」