慣性モーメントが10Kモデル対決! 「Qi10 MAX」 vs 「G430 MAX 10K」、どっちがどう飛ぶ?【Myゴルフダイジェスト】
気になるのは10Kの効果だが、これに関してデータを分析した小島プロのコメントは 「『G430 MAX 10K』は27ミリヒールに当たっていますけど、弾道はギア効果で左に出てから右に戻ってきていますが、最終的には3.4ヤード左なので、ターゲットからわずかに3ヤードほど左にズレただけと、かなりミスヒットに強いと言えます。『Qi10 MAX』もほぼ同じくらいの22ミリヒールに当てましたが、同じような結果でした。ヒールに27ミリとか22ミリに外しても、センターで打ったボールスピードから2m/sほど落ちたくらいですから、ボールスピードの減速は少ないと言えます」。 小島プロのコメントからは10Kの効果が感じられるが、癸生川プロはヒールで打ったときの打感はどうだったのか。 「(ヒールに当たる=左側に回転する)ヘッドの動きは感じるけど、でも極端に動く感じではないです。かなりヒールに当たったので引っ掛けて左にバーンと行くかなと思ったけど、しっかりターゲット(センター)に戻ってきてくれる。これが10Kの恩恵かなと思いました」。 実際にGCクワッドで打点位置がほぼ同じ箇所に当たっていても、「Qi10 MAX」と「G430 MAX 10K」の10K打ち比べで、データ的にヘッドの性能の違いがなかなか出ない。 小島プロが「今回はシャフトがそれぞれメーカー純正シャフトなんだけど、個性が少し違うので、打ってみてしなり方とかは違いがありますか?」と、癸生川プロに問いかけると、「シャフトに関しては、『Qi10 MAX』のほうが走る感じがありましたね。『G430 MAX 10K』のシャフトのほうが僕的には好きなんですけれど、少し重いと思うんです」と応じた。 「Myゴルフダイジェスト」では、癸生川プロと小島プロによる「Qi10 MAX」と「G430 MAX 10K」の10K打ち比べで、フェースのセンターやトウで打ったときの試打結果と2つのクラブの性能のチェックが行われているので、ぜひご視聴を。 PHOTO/Tomoya Nomura THANKS/アコーディア・ゴルフ 技術研究所
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