安田祐香、涙の初優勝! 「天国で見てもらえたら」恩師・坂田信弘に感謝【ミヤギTV杯ダンロップ】
「自分的には1年ごとに成長を感じています」(安田)
ミレニアム世代の2000年クリスマスイブの12月24日、神戸市出身。アマチュア時代は現在米ツアーを主戦場にする古江彩佳、西村優菜、吉田優利とともに活躍。プロツアーのトップ10入り4回、2019年のオーガスタ女子アマでは3位、同年アジア太平洋女子アマは日本人初優勝という成績を残した。 2020年プロ入り後は将来を嘱望されたが、腰痛など体調不良もあって思うような結果を残せず、前週までは昨季2度、今季1度の2位が最高順位だった。滝川第二高同期生の古江には大きく置いていかれた形になっていたが、プロ入りから5年目、雌伏の時をようやく抜け出した。 「やっぱり同学年の子がすごい活躍したり、優勝もしているので、私以外から見たら、優勝できないとか、体力がないとか言われるんですけど、自分的には1年ごとに成長を感じていますし(初優勝までが)長いとはあまり感じなかったです」
坂田信弘プロに「天国で見てもらえたと思います」
小3で坂田塾に入門し、今年亡くなった坂田信弘プロにゴルフの"イロハ"を教えてもらった。この日は師匠への感謝も口にした。 「できればテレビで優勝しているのを見てほしかったですけど、もう一回気合を入れ直すというか、私も頑張らないとなという気持ちになったので、天国で見てもらえたと思います」 今大会は小学生時代から用具を使い、現在は用具契約を結んでいる住友ゴム工業が特別協賛。その縁ある大会で初優勝を果たしたことも喜びを倍増させた。 「ダンロップの選手は竹田麗央ちゃんとか山下美夢有ちゃんとか小祝さくらさんとかトッププレーヤーがたくさんいるので、自分も仲間入りしたいなと思いますし、この大会で優勝して(ダンロップの)クラブとかを見てもらえたらうれしいです」 待ちに待った優勝を手にしたことで今後の夢も大きく広がる。 「常に上位にいられる選手になることが目標なので、その中で優勝できたのはうれしいですし、これからも安定したゴルフを続けていきたいなと思います。(米ツアーに行きたい希望は)特にないです」 アマチュア時代は世代ナンバー1を誇った"天才"の巻き返しが始まる。
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