ジャスティン・バルドーニ監督が、大ベストセラー恋愛小説を映画化した道のりを語る 映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』
世界で発行部数約1,000万部の大ヒットを記録した“2022年アメリカで最も売れた恋愛小説”が映画化される。この度、映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の監督 ジャスティン・バルドーニが、原作小説との出会いから映画化に至るまでの道のりを語る特別映像が公開された。 原作は、“愛する人からの暴力”というセンシティブな問題をエモーショナルに描き、世界中で多くの人々の心を掴んできた小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」(二見書房刊)。2016年に出版されると、2022年にTikTokのコミュニティ #BookTokで話題となり、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに140週にわたってランクインし続け1000万部の大ヒットを記録。続編「イット・スターツ・ウィズ・アス ふたりから始まる」は、出版社サイモン&シュスター創業以来、予約注文が最も多い本となった。 理想のフラワーショップを開くという夢を実現すべく、ボストンにやってきたリリー(ブレイク・ライブリー)は、脳神経外科医ライル(ジャスティン・バルドーニ)と出会い、情熱的な恋に落ちていく。幸せで穏やかな日々を過ごす2人だったが、リリーを想うライルの愛は、次第に望まぬ形で加速してゆく。自分の信じる未来を手にするため、リリーは過去の自分自身と向き合い、ある決意を胸にする。 本作を監督したジャスティンが原作小説と出会ったのは2019年、小説がTikTokで話題になり大ヒットする約3年前のこと。この度公開された映像の中でジャスティンは「親友がこの本を紹介してくれたんだ。初めて恋愛小説を読んだ。読み進めていくと、作品の本当のテーマが分かる。読んでいて“こんなのは見たことがない”と思った」と当時を振り返る。 本を読み終わってすぐに原作者に「映画化させてほしい」と長く熱い手紙を書いて送ったというジャスティンは「この小説は、たくさんの人々が人生における負の連鎖を断ち切り、新しい道を選ぶ背中を押してきました。そして、リリーの物語に救われたと話すファンがたくさんいます。私達の業界は、病気を治せるわけでも困窮している人を助けられるわけでもなく、ただ映画を作っているだけじゃないか、と言われることがよくあります。私はこの物語に出会ったとき、これを大きなスクリーンでたくさんの人に届けることができれば、誰かの人生に大きな変化をもたらしたり、命を救うことができるかもしれないと思ったんです。」と、本作の製作を決めた理由を語っている。 また、原作小説が世界中の読者たちに与えたインパクトを重視しているジャスティンは、SNSを活用して意見交換する場を設けたり、脚本会議に呼んだりと、原作ファンと積極的に交流を重ねた。ジャスティンは映像内で「原作のファンとたくさん話した。この本を愛している理由を聞き、脚本のフィードバックをもらう機会を設けた。意見を交換する中で方向性がつかめていき、最終的な脚本を作り上げることができた。本を成功に導いた彼らに敬意を表したい。」と当時を振り返る。 そんな本作は、全米で1億4,800万ドル、全世界3億4,800万ドルを超える興行収入を記録。リリーの葛藤や苦悩、そして再生が描かれる切なくも力強いストーリーに背中を押される人が続出している。 映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』は、2024年11月22日(金)より全国の映画館にて公開。
otocoto編集部