県北で相次ぐツキノワグマの出没に高まる“身の危険” 市町4議会が県に対策強化求める要望書提出【岡山】
岡山放送
ツキノワグマの出没が相次ぎ、人がクマに襲われる危険性が高まっているとして岡山県北の市と町の議会が岡山県の伊原木知事に対し、人身被害の防止と対策強化を求める要望書を提出しました。 津山市議会の中島完一議長らが美作県民局を訪れ、岡山県の伊原木隆太知事宛ての要望書を手渡しました。要望は、津山市議会、美作市議会、鏡野町議会、奈義町議会の議長の連名でシカやイノシシ用のワナにかかったクマを山に返さずに駆除できるよう明確な基準を設けることなどを求めています。美作県民局管内では2024年度のツキノワグマの出没件数は12月17日までに127件で、既に前の年度を上回っています。24年6月には津山市の登山道で男性がクマに右腕をかまれ、ケガをしています。 (津山市議会 中島完一議長) 「身の危険を感じているという声が 圧倒的に多い。錯誤捕獲した個体でも殺処分や駆除ができるような具体的な基準を示してほしい」 美作県民局管内での2024年度のツキノワグマの捕獲数は12月17日までに24頭で、そのうち、人里へ繰り返し出没したなどとして18頭が殺処分されたということです。
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