韓米共同開発の望遠鏡 宇宙ステーションに到着=太陽コロナ観測へ
【ソウル聯合ニュース】韓国宇宙航空庁と韓国天文研究院は6日、米国と共同開発した望遠鏡「太陽コロナグラフ(CODEX)」を搭載した米スペースX社の補給船が5日午前(日本時間)に米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に同日深夜に到着したと発表した。 コロナグラフは、太陽の大気の最も外側にあり、明るさが太陽表面の100万分の1以下のコロナを観測できる望遠鏡だ。 CODEXは9日から11日まで3日間をかけ、米航空宇宙局(NASA)の自動ロボットアームを利用してISSに設置され、軌道周期90分のうち最大55分ずつ太陽を観測。コロナの形状だけでなく温度や速度を同時に観測し、2次元で表現することができる。 設置後は、約1か月間のテスト期間を経て6か月から最大2年間運用される。 NASAの担当者は「韓国の持つ優れたソフトウエア技術とNASAの光学系・太陽追尾装置の技術が融合した共同開発の成功例」と述べた。 宇宙航空庁のカン・ヒョヌ宇宙科学探査任務設計プログラム長は「次世代コロナグラフであるCODEXの打ち上げ成功は、太陽活動に起因する宇宙環境予報や関連研究において重大な進展を意味する」と強調した。
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