「44歳の高齢出産も無事に5児出産」モデル・鈴木サチが語った産後と「14歳差のきょうだいたち」を見て思うこと
そんなとき、たまたま占い師さんにみてもらう機会があったのですが、「今回の赤ちゃんはちょっと不器用な子だから、なかなか一筋縄ではいかないのかも」と言われたんですよ。それを聞いたときに「そうかそうか、それならしょうがないな」って思えて。「こっちもいい状態をつくっておくから、赤ちゃんも来たいときに来てね」と、どこかふっと肩の力が抜けたんです。それで、妊活は少し休憩して、その後も自然に任せました。 そんな状況を経て第四子を授かったものの、妊娠中も子宮頸管が短かったり妊娠高血圧があったりと、トラブルが多くて…。でも、そのころには、それも自然の流れだと受け止められるようになりました。
── 差し支えない範囲で、どのような理由で5人目を望まれたのか教えていただけますか。 鈴木さん:もともとすごく子ども好きというわけでもなく、結婚前は「子どもなんていらない、ずっと仕事をバリバリしていたい」と思うようなタイプでした。ところが、第一子を産んでみたら、めちゃめちゃ子育てが楽しくて。「子どもって、めちゃめちゃおもしろい!」って。自分の世界も広がるし、すごいなって思いました。 こんな機会って、人生でそうそうないじゃないですか。お腹の中に子どもの命が宿っていて、ひとつの体の中に心臓が2つある。こんな神秘的なことがあるのかと。それを何度も味わうことができるのは、本当にありがたいことだなと。こんな機会をいただいて神様ありがとう、といつも思っています。自分の体にも、親にも感謝です。
だから、産める限りは赤ちゃんを産みたい。そんな気持ちがずっとあったんですよね。 ── 今回は44歳での出産となるので、いわゆる高齢出産ですよね。その点に対する不安はいかがですか。 鈴木さん:もちろん、不安はありました。高齢出産ということで、出生前診断も受けましたし、その結果をどう受け入れてどう判断するかも、ものすごく考えました。本人や夫婦次第で、いろいろな考え方があると思います。だからこそ悩み、結果によっては、私はどんな賛否を受けても産まないと決めていました。パートナーにもたくさん相談し、結果が出た後のことまで納得がいくまで話し合いました。