トランプ氏vsハリス氏は選挙人270人の争奪戦、各州勝てば「総取り」/米大統領選の仕組み
歴史に残る大激戦になるとみられている2024年の米大統領選は5日夜(日本時間6日朝)から、開票作業が始まった。民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)と、4年ぶりの返り咲きを目指す共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の戦いの結末は、米国だけでなく今後の世界情勢にも影響するだけに、全世界が注視している。 【写真】投票を終えたトランプ前大統領と妻メラニアさん 米大統領選の仕組みは、全米の50州とワシントンに割り当てられた計538人の選挙人のうち、過半数270人を獲得した候補者が勝利する。当該の州で票数が相手を上回った候補が、その州に割り当てられた選挙人を「総取り」することになる。 勝利を左右するのはこの選挙人の獲得人数で、仮に全体での合計の得票数が相手を上回ったとしても、選挙人の獲得人数が下回ると敗れることになる。 選挙人の数が最も多いのはカリフォルニア州の54人で、ノースダコタ州やワシントンなどの3人が最も少ない。