群馬県議会、前副知事の再任可決 任期1年限定に自民賛成
群馬県議会は17日の本会議で、経済産業省出身の前副知事宇留賀敬一氏(43)の再任人事案を賛成多数で可決した。過半数を占める最大会派の自民党が賛成した。山本一太知事は宇留賀氏の任期を1年に限定する方針。5月には自民が態度を保留し、山本氏がいったん再任案提出を見送った経緯がある。双方の関係にしこりを残す可能性も指摘される。 宇留賀氏は2019年8月から副知事。2期目途中の24年5月下旬に退任し、経産省を退職した。「仕事する中で得がたいパートナーだ」(山本氏)との評価に対し、自民は現役官僚の起用ではなくなる点を懸念。党内に慎重論が出ていた。