アルビレックス新潟 新監督との交渉「詰めの段階」 サポーターとの意見交換会
サッカーアルビレックス新潟は15日、サポーターとの意見交換会を開きました。会の終了後、中野幸夫社長は次の監督について「交渉は詰めの段階に入っている」と報道陣に明らかにしました。 集まった約90人のサポーター。 意見交換会はサポーターの声をチームづくりに反映させようと毎年シーズンオフに開かれています。 J1復帰2年目の今シーズン。 チームはYBCルヴァンカップでクラブ史上初の準優勝に。一方、リーグ戦では序盤にけが人が続出するなどチームは低迷。最終戦まで残留争いに巻き込まれ、最終順位16位に終わりました。 今シーズンのクラブの成績と来季への課題について寺川強化部長は… 〈アルビレックス新潟 寺川能人強化部長〉 「すごく試合の中でも対策をされるようになってきたのは事実。ただ勝っていくためには自分たちのスタイルにこだわりすぎることなくしっかり相手を見て試合を進めていかないといけないなとすごく実感したシーズン」 そして気になる来シーズンのチームづくりについては… 〈アルビレックス新潟 寺川能人強化部長〉 「ことし以上に選手の入れ替わりはあるのではないかという思いでいます。(チームを)出る選手もいるかもしれませんがしっかりとそれを補ってことし以上に戦えるチームをつくっていきたい」 クラブは「新潟を離れる選手がいたとしても契約がある限りは移籍金を獲得することができるのでそれを次の投資にあてていく」と説明しています。 またサポーターからは退任が発表された松橋力蔵監督の後任選びについて質問が投げかけられました。 〈新潟サポーター〉 「松橋監督がことしで終わりになる。並行して(他の候補と)交渉していなかったのかなと気になる」 〈アルビレックス新潟 寺川能人強化部長〉 「(松橋監督が)残ってくれる可能性もあったのでなかなか次の人に声をかけられる状態ではなかった。現状は候補を絞りながら話を次の人にしていきたい」 また中野社長は会の終了後、次のように述べました。 〈アルビレックス新潟 中野幸夫社長〉 「ある意味では詰めの交渉の段階に入っています。基本的にはいままで続けてきたサッカーを継承できる方で(交渉)作業を進めているのでいましばらくお待ちください」 〈新潟サポーター〉 「いいことも悪いことも全部ついていくのがサポーターかなと思うので来年もいい試合が一つでも多く見られるようにできればと思う」 〈新潟サポーター〉 「勝てるようになればいまのスタイルにはこだわらないが新潟という地方のクラブが生き残るためにその方向性で生き残れるのかも含めてクラブの総力が問われているのかなと思っています」 アルビレックス新潟は、新年1月初旬に新体制を発表し、キャンプなどをへて2月中旬に横浜F・マリノスとの開幕試合を迎えます。