「負けられない気持ちが強かった」パリ五輪銀メダルの松下知之がインカレ初出場で優勝も反省「まだまだ実力不足」【競泳】
◇競泳・第100回日本学生選手権 初日 決勝競技(5日、東京アクアティクスセンター) 【画像】パリオリンピック後初のレースに臨み、1位で決勝進出を果たした松下知之選手 パリオリンピック銀メダリストの松下知之選手(19=東洋大学)が400m個人メドレーに出場し、初出場ながらも4分11秒20で優勝を果たしました。 レース序盤は6位と後れを取るも、得意の後半で巻き返し最後は接戦を競り勝って優勝をつかみ取った松下選手。銀メダリストになった後、初の試合となった今大会は、「前までは勝ちたいって気持ちが1番大事だったんですけど、今回は負けられない気持ちが強かった。緊張というよりプレッシャーをすごく感じていた」と、メダリストの重圧を感じていた様子。 松下選手が所属している東洋大学はリオオリンピックの男子400m個人メドレーで金メダルを獲得した萩野公介さんや、東京五輪で個人メドレー二冠の大橋悠依選手も所属していた、"個人メドレーの伝統"がある大学。その2人も会場で見守ったこの日のレースは、その伝統を自分も引き継ぐんだという気持ちで泳いだと言います。 しかし、「4分10秒を切る」という予選の後に挙げていた目標をクリアできず、「まだまだ実力不足だなと思う。また1から頑張りたい」と今後への意気込みを語りました。