噺本来の魅力が味わえる代官山落語夜咄 三遊亭兼好『長講 大工調べ』
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。 【水先案内人 広瀬和生のおススメ】 名作落語『大工調べ』を手掛ける演者は多いが、大抵は棟梁が因業大家に啖呵を切るところまで演じて「大工調べの序でございます」とサゲてしまう。 確かに棟梁の啖呵はこの噺の聴きどころではあるけれど、演題に“調べ”とあるように、これは本来「奉行が裁く」後半があってこそカタルシスを得られる噺。 そこで今回の「代官山落語」では三遊亭兼好に後半まで語る「通し」をリクエスト。サゲまで一気にテンポ良く演じる兼好の『大工調べ』で、この落語本来の魅力を味わってほしい。 <公演情報> 代官山落語夜咄 三遊亭兼好『長講 大工調べ』 2024年12月9日(月) 東京・晴れたら空に豆まいて(配信あり) 開場 18:30 / 開演 19:00 ※アーカイブ配信:12月23日(月) まで 【出演】 三遊亭兼好 『長講 大工調べ』 【チケット】 観覧:3,300円 配信:2,200円 ※観覧は入場時に1ドリンク代必要 ※配信はご祝儀システムあり