民泊施設が大麻密売グループの「倉庫」に…警察にマークされないよう1週間ごとに移動か 26歳の男ら起訴
警察にマークされないよう、民泊施設を転々としながら大麻などの違法薬物を密売していたなどとして、26歳の男らが逮捕・起訴されました。 大阪府警は23日、大阪市浪速区の無職・渡辺大雅被告(26)らに対する大麻取締法違反事件などの捜査を終えたと発表しました。 渡辺被告ら5人は2021年、浪速区の民泊施設の一室で、大麻約750gやMDMA50錠などを営利目的で所持した疑いなどで去年逮捕され、その後、起訴されました。 警察によりますと、渡辺被告らは大麻を保管する「倉庫」として民泊施設を利用していて、警察にマークされないよう、約1週間ごとに施設を転々としていたということです。 民泊施設の管理人が「部屋に無断に入っている人がいる」と通報したことで事件が発覚しました。 警察は5人の認否を明らかにしていませんが、渡辺被告は「1人で3年の間に2000万円以上利益があった」と話しているということです。 渡辺被告が客を集めるのに使っていたSNSのフォロワーは約470人いて、警察はグループが3年間で少なくとも数百人に対し約5400回、密売行為をしていたとみています。 警察は渡辺被告らグループのメンバー9人全員を逮捕し、組織を壊滅に追い込んだとしています。
ABCテレビ