【イベントレポート】渡辺謙がオーディションで役つかむ、「ライオン・キング」新作でヴィラン声優に
渡辺謙が映画「ライオン・キング:ムファサ」の日本版に声優として参加し、ヴィラン役を務めることが、本日10月21日に行われたイベントで発表された。 【動画】「ライオン・キング:ムファサ」日本版予告編はこちら 同作は、1994年にディズニーアニメーションとして誕生した「ライオン・キング」の始まりの物語。シンバの父にして、やがて偉大なる王に成長していくムファサの若き日の物語がつづられる。渡辺が演じるのは、ムファサとタカを追い詰める冷酷な敵ライオンのキロスだ。孤児から王へ自身の力で運命を切り開くムファサと、若かりし頃のスカーであるタカの運命を左右する重要キャラクターである。 ディズニー映画に初参加となる渡辺は、オーディションで役を勝ち取った。字幕版でキロス役を演じるマッツ・ミケルセンの演技が参考になったと言い、「マッツ・ミケルセンが独特で素晴らしい俳優なので、彼がどういうふうにこの作品を捉えて演じたのかとても興味を持ち、キロス役を演じてみたいと思った」とコメント。「正義と悪をきちっと色分けしたほうがエンタテインメントの映画としてはよいかと思ったら、マッツ・ミケルセンはその微妙なところを狙って演じられていた。それに影響を受け、キロスはただの悪役ではなく、彼が守ろうとしているものに対してぶつかってきたものを跳ね飛ばしていく役にしようと思いました」と役作りについて語った。 イベントではムファサ役の吹替版声優・尾上右近がサプライズ登場。本日10月21日は渡辺の65歳の誕生日でもあり、獅子舞演舞とオリジナルケーキで祝福した。渡辺は相次ぐサプライズに感謝しつつ、改めて「友情や愛の話というエンタテインメントだが、人生の深いところに触ってくる瞬間がある素晴らしい作品になると確信しています」と本作をアピール。右近は「僕もオーディションでムファサ役にチャレンジしました。謙さんやほかのキャストの発表があり公開日が近付いていることを実感してわくわくしています。壮大な愛がテーマの映画でたくさん感動していただけると思います」と伝えた。 バリー・ジェンキンスが監督を務め、リン=マニュエル・ミランダが音楽を手がけた「ライオン・キング:ムファサ」は、12月20日より全国ロードショー。 なおYouTubeでは、渡辺、右近、そしてタカ役の松田元太(Travis Japan)の声を収めた日本版予告映像が公開されている。 (c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.