昭和中期の工夫紹介 農業科学博物館企画展「むかしといまの米づくり」岩手・北上
県立農業ふれあい公園農業科学博物館の第92回企画展「むかしといまの米づくり」は、北上市飯豊の同館で開かれている。昭和中期の農機具や写真などの展示を通して、農業を支えた工夫と、農業技術の進歩に光を当てている。2025年1月19日まで。 エンジンを使った農機具が普及する前の昭和20~30年代に県内で実際に使われていた農機具18点と、当時の米づくりの工程を解説するパネル15枚を展示。牛や馬に引かせて代かきをするための「馬ぐわ」や、水田表面の土をかき回して草を取る「人力除草機」など、工夫に満ちた道具を紹介している。 開館時間は午前9時~午後4時30分(入館は4時)。入館料は一般320円、学生150円、高校生以下無料。月・火曜日休館(祝日の場合は翌水曜日)。問い合わせは同館=0197(68)3975=へ。