自民・宮沢博行衆院議員が議員辞職願を提出「私の不祥事は私の不祥事」「私は比例代表の身」「諸先輩の皆さん方に深く感謝を申し上げ、この議事堂を去りたい」
自民党安倍派の宮沢博行衆議院議員が23日、額賀衆議院議長に「議員辞職願」を提出した。 【ノーカット】「私の不祥事です」宮沢議員が辞職願提出 宮沢議員は、「議員辞職願」を提出したあと記者団の取材に応じたが、辞職の理由とした不祥事の内容については、「まだ確定的なことは話せない」と述べた。その上で、安倍派の政治資金パーティーをめぐる不記載の資金を「不祥事に支出したということでは断じてない」と強調した。 ━━不祥事が重なったということだがどういった不祥事か? 「それについてはまだ報道もしっかり出ていないため、私としてもこれと言うことはできない。ただはっきりさせておかないといけないのは不記載資金で不祥事を起こしたという事ではない。不記載資金で不祥事に支出したということでは断じてない。そういう描き方、受けとめ方をされてしまうというのは私にとっては大変悔しい思いだ。絶対にない、絶対ない。でもそういうご不信を抱かせてしまうことそのものが今回は私にとっては大変悔しい思いだ。ここは責任を取らなくちゃいけないと思って判断をした」 ━━次の総選挙があった場合にはどうするか? 「まずは地元の皆さん有権者の皆さん支援者の皆さんにおわびしなければならないため、やはりその次のことというものは現時点では考えられるものではない」 ━━安倍派のキックバックから始まり、幹部の責任を問う声も多い中、別の問題で議員辞職になったことについては。 「別の話だ。私の不祥事は私の不祥事だ。そして私は比例代表の身だ。離党だけで済むものではない。議席は党に返さなければならない。その思いもあって私は辞職を決意した。そしてあまりにも今回は政治全体に対するインパクト・不信を増幅しかねないということもあり辞職をしたわけだが、今回の不祥事と不記載問題は別と重ねて申し上げたい」 ━━今回の決断内容について改めて話してほしい。 「今回私の不祥事が重なりまして議員を辞職する決意をし、先ほど議長に辞職願を提出してきた。改めて国民の皆様に深くおわびを申し上げる。誠に申し訳ございませんでした。そして様々お世話になった地元の皆さん支援者の皆さんそして諸先輩の皆さん方に深く感謝を申し上げ、この議事堂を去りたい。お世話になりました」 ━━不祥事の内容は私生活についてのものか? 「それについてはまだ報道が出ていないため、確定的なことは申し上げることはできない」 ━━週刊誌に報道されるということか? 「そうだ」 関係者によると、25日発売の週刊誌で、自身の女性問題が報じられることを受けて辞職することを決めたという。辞職は25日の衆議院本会議で許可される見通しだ。 宮沢氏は現在4期目で、2021年の衆院選では選挙区で落選し比例で復活当選している。安倍派の裏金問題をめぐり、防衛副大臣を辞任し、「しゃべるな!しゃべるな!これですよ!」と派閥からの指示があったことを暴露し、話題となった。(ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部