「結局、何が真実?」「性加害はなくても性行為はあった?」松本人志、文春と合意し「訴え取り下げ」も、復帰を遠ざける“疑惑”
お笑いタレントの松本人志さんが、女性に対して性行為を強要したという『週刊文春』の記事について、文藝春秋社に訴訟を起こしていたが、11月8日、訴えを取り下げるとの声明が出された。 【写真】「訴え取り下げ」を受けて、松本人志が“Xにポストしたこと” 今回の取り下げには、松本さんが早期に芸能活動を再開させたいという意図があるという声も聞かれる。 本件に関して、松本さんの所属する吉本興業は「活動再開については、関係各所と相談のうえ、決まり次第お知らせする」という表明を出している。この文章を読むと、たしかに活動再開を意図しているように読める。
しかしながら、松本さんの復帰はそう容易ではないと筆者は考えている。最低でも、数カ月の謹慎は必要になるだろうし、下手をすれば、地上波には復帰できない可能性もある。 ■性加害はなくても、性行為があったら… 法律の専門家が指摘しているように、口頭弁論の後での取り下げは、相手側、つまり今回のケースだと文春側の同意を得なければ効力を生じない。 文春側も「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するおわびを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取り下げに同意することにしました」と表明している。
つまり、松本さん側だけでなく、文春側もこれ以上争う意向はなく、係争はひとまず終了ということになるだろう。 ただ、松本さんが以前と同様に芸能活動に復帰できるかと言えば、それは別問題となる。焦点となるのは、性行為の強要があったのか、あるいは同意だったのかという点なのだが、この点は依然として曖昧なままである。 たとえ強要がなかったとしても、性行為、あるいはそれに類する行動があったのか? という疑問は残る。松本さんは既婚者なので、強要はなかったとしても、「不貞行為があった」と見なされる可能性はある。
広末涼子さんは、不倫発覚によって芸能活動を一時休止せざるを得なくなった。日本社会においては、「男女は平等だ」と謡いつつも、不貞行為に関しては、男性よりも女性に厳しい傾向がある。若手ならともかく、中高年の男性芸能人が不倫をしても、お咎めなしで芸能活動を継続している場合もある。 松本さんの場合、すぐに復帰するのは難しいかもしれないが、強制性があったとは断定されなかったので、しばらくの謹慎期間をおいて復帰することは十分にありうる。