「あのクズ」倉悠貴演じる相澤に動きが…!「現場では“ブラック相澤”と」
奈緒さんから現場のノウハウを学ぶ
――奈緒さんの印象をお聞かせください。 「放送を見て、こんなにコメディーの要素もあるんだと驚きました(笑)。しかも、そのコメディー具合を奈緒さんがすごく魅力的に演じられていて。今作ではあまり共演シーンがなかったのですが、2度目の共演なので、待機部屋などでしゃべることがあった時に、変わらずすてきな人だなと思いました」 ――どんなお話をしましたか? 「僕がGP帯のドラマにレギュラー出演することが初めてなので、あまりノウハウがなくて…。映画や配信ドラマに比べると現場のスピードが速いので、『どういうふうにやっているんですか?』と相談しました。現場での奈緒さんの姿を見ていると、一切妥協していないというか、平均点がものすごく高い感じがしますし、とても勉強になりました」 ――共演シーンが多い玉森さんの印象も教えてください。 「すごくスタイリッシュでクールなイメージだったのですが、気さくで少しユニークなところも持ち合わせている優しい方でした。撮影現場では、僕が思い描いていたものとは違うイメージを提示してくださいますし、『これってどう思う?』『これってこうした方がいいんじゃないかな?』と積極的にシーンについて相談してくださるので、僕も相談に行きやすかったです」 ――ほこ美の同僚・新田撫を演じる玉井詩織(ももいろクローバーZ)さんの印象はいかがでしょうか? 「毒々しさがある役ですが、普段の玉井さんはすごく優しい方。撫がパフェの上に乗っているクッキーを粉々に砕いたり、肉にフォークをぶっ刺すシーンがありましたが、ご本人の優しさがにじみ出ていました。芝居プランもしっかり持っている方だったので、いい相乗効果になっていたかなと思います」
ギアを入れて“ブラック相澤”に
――これまでの放送で印象に残っているシーンはありますか? 「海里とのシーンです。相澤はすごく気さくに振る舞っているつもりですが、第9話を見た後にあらためてこれまでの放送を見返していただきたいです。そして、第6話ぐらいからちょっとギアを入れ始めているのですが、現場では“ブラック相澤”と言われているみたいです(笑)。相澤がほこ美さんにちょっかいを出しに行く第7話のシーンで、表情を変えるところもぜひ見ていただけると」 ――ボクシングが舞台の今作ですが、ボクシングに対して印象は変わりましたか? 「ボクシングのことは正直、殴って殴られて痛いものだろうと、なかなか僕には理解できないことだと思いましたが、この作品を通して180度変わりました。大東駿介さん演じる平山大地が第3話で言っていた、『ボクシングは相手を敬うスポーツなんだ。同じだけ苦労をしてきた相手を尊敬する。だから全力でぶつかって殴るに値するんだ』というセリフが印象的です。それはボクシングだけにとどまらず、人間対人間でもそうですし、たぶんさまざまなところで通じることだと思うので、すごくいい言葉だなと感じました」