いよいよ初めてのポストシーズンへ!!大谷翔平 世界一に向けた打撃のカギは「あごクイ」と「肩入れ」
活躍の源になった「あごクイ&肩入れ打法」
伝説のシーズンが終わった。 大谷翔平(30)は今季、キャリアハイの54本塁打、59盗塁、130打点、打撃部門リーグ10冠という前人未到の記録を打ち立て、ドジャースを地区優勝に導いた。 【画像】貴重フォトを独占入手…!スーパースター大谷翔平の素顔写真(写真20枚) 「ここまでの成績を残せたのは、シーズン最終戦まで失速せずに好調を維持したからです。大谷にとって、8月後半から9月にかけての失速が、渡米1年目以来の大きな課題でした。ところが今季の大谷は、苦手とする9月にピークを持ってきた。打者に専念したことによる疲労の軽減も一因ですが、それだけでは説明がつかないほどの凄まじい打撃でした」(現地を取材する記者) 実は大谷、熾烈(しれつ)な地区優勝争いを繰り広げていた9月上旬から、構えに入った直後に、右肩をホームベース側に入れ、あごを左鎖骨に近づけるような動作をしきりに見せるようになった。 スポーツライターの友成那智氏は、「この動作がMVP級の活躍の源になった」と分析する。 「どちらも、スイングの際に右肩が開かないための意識づけだと考えられます。8月までの大谷は、本塁打を量産していた一方で、外角の変化球とインハイのストレートに苦戦していました。これは、肩が開いてバットの軌道が遠回りをしていることを意味します。 それに気づいた大谷は、この動作を取り入れることでスイングの軌道を修正。インハイのストレートを投げ込まれても、身体を開くことなく内側からバットを出す理想的なスイングを完成させたのです」 シーズン最終盤に「あごクイ&肩入れ打法」を会得した大谷は、10月6日(日本時間)から始まるポストシーズンでも打ちまくることが予想される。 「地区シリーズの相手はパドレスが濃厚です。5試合やるとすれば、2~3本はホームランを放つでしょう。初戦の投手はダルビッシュ有(38)になるかもしれませんが、クローザーのロベルト・スアレス(33)は現在不調で、高めの速球を痛打されるケースが増えている。インハイに強くなった大谷が、劇的な本塁打で試合を決める展開も期待されます」(同前) 大谷は初のポストシーズンで、ファンの想像を超える活躍を見せるはずだ。 『FRIDAY』2024年10月18・25日合併号より
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