おいしさ消費者へ 江刺金札米 中京に第一便【岩手】
JA江刺のブランド米「江刺金札米」の2024年産出発式は9日、奥州市江刺岩谷堂の同JA中央精米センター前で行われ、新米が愛知県などの消費者に向けて発送された。 出発式には同JA、運送、行政などの関係者約40人が出席。同JAの小川節男組合長は「農業資材が高止まりするなど栽培環境が年々厳しくなる中、安全・安心でおいしい金札米を生産してもらった。多くの消費者にブランド米を味わってらえるよう販売に努力したい」と決意を語った。鈴木暁之県南広域振興局農政部長ら来賓が祝辞を述べた。 小川組合長、佐々木嘉春同JA稲作部会長、来賓らがテープカット後、ドライバーに花束を贈呈し、新米を積み込んだトラックを万歳三唱で送り出した。同日はトラック2台で計25・6トンが愛知県など中京地方の量販店向けに発送された。 同JAの今年産米集荷目標は1万320トン。米穀課によると、8日現在で約8割が収穫済みで、米検査での1等米比率は99・9%と高品質を維持している。