農家養殖のウナギで「丑の日」 阿南市那賀川
きょうは土用の丑(うし)の日。徳島県阿南市那賀川町にあるJA東とくしまの旧平島支所加工所では23日、職員が地元産のウナギをかば焼きにする作業に追われ、熱気と煙、香ばしい匂いが立ち込めていた。 JA管内では、10戸がウナギの養殖を手がけ、そのうち4戸は水田や果樹などの農業とウナギの養殖を兼業する養鰻(ようまん)農家だ。「県産のウナギを多くの人に食べてほしい」と、JAでは毎年この時期に、職員が自ら焼いて、組合員など関係者に販売する。今年は約10人の職員で2日間かけ、約1200尾分をかば焼きにした。 焼く工程を担当したJAの長尾崇弘さん(38)は「今年は身が大きく食べ応えがある。暑い夏は地元産のウナギを食べて乗り切ってほしい」と笑顔で話す。 (山田凌)
日本農業新聞