約21億円でスピード売却!ダイアナ元妃の継母の豪邸を覗き見
ダイアナ元妃の父と継母が暮らし、元妃もよく足を運んだ邸宅が22年ぶりに売りに出され、わずか100時間足らずのうちに1420万ドル(約21億円)で先日購入された。2024年にロンドンのメイフェア地区で取引されたなかで、最も速く売れた物件として注目を集めている。 5つのベッドルームを有するこの家は、たとえダイアナ元妃と関係がなかったとしても、このスピードと価格で売却されたことに納得できるほどの価値があるといえる。内部を覗き見して、それを実感してみよう。 From ELLE DECOR
漆喰仕上げの壁と上げ下げ窓を備えた4階建てのこの邸宅は、1980年代初頭に建設されたもの。ロンドンを代表する王立公園のひとつ、ハイド・パークの目と鼻の先という抜群のロケーションに位置する。 洗練を極めたベッドルームや貴重なアンティーク家具、見事な大理石貼りのバスルーム、天気が良い日に重宝しそうな南向きの屋上テラスなどが特徴。
1990年、ダイアナ元妃の父であるジョン・スペンサー(第8代スペンサー伯爵)は、2番目の妻であるソーシャライトのレイン・スペンサー伯爵夫人への贈り物としてこの住宅を購入した。 写真:元妃の父ジョンのお気に入りだったという2階の書斎は、重厚感と温もりが漂っている。
しかしジョンはそのわずか2年後に亡くなり、この邸宅の全所有権がレイン夫人の手に渡る。ジョンの存命中、ダイアナ元妃と継母との関係はかなり険悪だったと伝えられているが、チャールズ皇太子との離婚の最中に2人は和解したそう。 この邸宅の売却を仲介したメイフェアの高級不動産会社「Wetherell」のプレスリリースによると、ダイアナ元妃はこの頃からここを頻繁に訪れ、レイン夫人と一緒に過ごしたり、父の愛した書斎で「ひとりきりになり、何時間も」座ったりしていたという。 写真:レイン伯爵夫人とダイアナ元妃、1997年撮影。
住宅不動産専門会社「Chestertons」のメイフェア支店の営業責任者ダニッシュ・アリフ氏は、この家についてこう語る。 「豪華な応接室、エレベーター、設備の整ったベッドルーム、スタッフ用の部屋も備えています。素晴らしい歴史を持つ“トロフィーホーム(社会的成功や地位を示す家)”といえるでしょう」 写真:最上階のリビングルーム。リラックスできる愛らしいピスタチオグリーンの空間で、外のテラスとつながっている。