トロフィーを手にするバルセロナFWヤマル（ロイター）

　イタリア紙トゥットスポルトが主催する24年のゴールデンボーイ賞が27日に発表され、バルセロナのスペイン代表FWヤマル（17）が受賞した。 【写真】水を投げて喜ぶヤマル 　同賞は欧州の権威あるスポーツメディアのジャーナリスト50人の投票によって選出され、ヨーロッパのクラブに所属する21歳以下の最優秀選手に贈られるもの。21年と22年はそれぞれ、ヤマルのチームメイトのスペイン代表MFペドリとガビが選出され、昨年はレアル・マドリードのイングランド代表MFベリンガムが同賞に輝いた。すなわち、スペインリーグのクラブから4年連続で選ばれる形となっている。 　ヤマルはリコ・ルイス、サビーニョ（ともにマンチェスター・シティー）、ガルナチョ（マンチェスター・ユナイテッド）、ザイール・エメリ（パリ・サンジェルマン）、サム・オモロディオン（ポルト）、エンドリッキ、ギュレル（レアル・マドリード）、チームメイトのクバルシなど、25人に絞られた最終投票でトップに立った。授賞式は来月16日にトリノ（イタリア）で開催される。 　ヤマルはバルセロナの下部組織出身選手。昨年4月のベティス戦でトップチームデビューを果たすと、次々と最年少記録を更新していった。今夏、スペイン代表の一員として欧州選手権優勝を達成し、最優秀若手選手賞を受賞。さらに先月、21歳以下を対象とした若手選手のバロンドールであるコパ・トロフィーに選ばれた。（高橋智行通信員）