目標持ち継続することが大切 リオ五輪代表の長谷川さん 伊仙小で特別授業
鹿児島県伊仙町の伊仙小学校(佐々木久志校長、児童157人)で20日、アスリートに学ぶ授業があった。2016年のリオ五輪三段跳び日本代表の長谷川大悟さん(33)が講師を担当。授業を受けた5年生26人は、目標を持ち諦めずに競技を継続することの大切さなどを学んだ。 授業はスポーツ庁が実施する「アスリート派遣等による体育授業等の充実・高度化の促進事業」(通称アスリーチ)を活用。中学から陸上を始め、高校2年生から三段跳びに専念した長谷川さんは、16年4月に日本歴代4位となる16メートル88センチを記録。現在は伊藤超短波に所属して現役を続けている。 授業では座学と実技を実施した。座学で長谷川さんはスポーツが苦手だった幼少期や競技を始めたきっかけ、大学生で目標に掲げて5年後に実現した五輪出場などを振り返り、「挑戦することに才能や時期は関係ない。諦めず継続することが目標を達成する大切な要素になる」と訴えた。 実技では長谷川さんが三段跳びを披露。手拍子に合わせてジャンプする姿に、児童からは大きな歓声が上がった。児童には姿勢や反射神経、集中力を鍛える体の動かし方を指導し「正しい姿勢や集中力はどのスポーツにも必要なこと」とアドバイスした。 授業を受けた児童は「諦めずに継続する大切さを学んだ。野球をしているので、体を動かす際の姿勢や集中力などを今後に生かしたい」と話した。 長谷川さんの授業は19日、与論町の与論小学校でもあった。
奄美の南海日日新聞