衆院政倫審、17~19日に公開で 旧安倍・二階派15人が弁明
衆院政治倫理審査会は13日の幹事会で、自民党派閥の裏金事件に関与した議員15人の審査を17~19日に実施することを決めた。 全員が公開で弁明に臨む。 15人は、萩生田光一元政調会長や稲田朋美元防衛相、柴山昌彦元文部科学相ら旧安倍派の13人と、平沢勝栄元復興相ら旧二階派の2人で、12日に審査の申出書を提出。いずれも、先の通常国会で出席要求の議決を受けながら、応じていなかった。 審査会の弁明は1人最大10分。その後、自民、立憲民主、日本維新の会、国民民主、公明各党が質疑を行う。 幹事会後、野党筆頭幹事の寺田学氏(立民)は記者団に「しっかり議論し、焦点となっていることが少しでも明らかになればいい」と述べた。同時に「旧安倍派の申出書は一字一句全て同じだ。いかんとも評価しがたい」と疑問も呈した。 これに対し、与党筆頭幹事の村井英樹氏(自民)は「本人たちが必要に応じて申出書を作成した」と説明。公開での審査について「主張が幅広く世の中に伝わる機会になる」と意義を強調した。 参院政倫審も、旧安倍派の山谷えり子元拉致問題担当相ら4人の審査を18、20両日に公開で実施する方向だ。