広島・中村貴に緊急メス 首脳陣からスイング矯正の指導を受けながら打ち込み
広島の秋季日南キャンプに参加する中村貴に緊急メスが入った。野手が参加する午前の守備練習を1人免除され、新井監督や新井良太2軍打撃コーチからスイング矯正の指導を受けながら、ブルペン奥の打撃マシンで黙々と打ち込んだ。 テイクバックの際にバットを背中側に引いてしまう悪癖。良太コーチは「そうなると、1軍の速い球や内角が見えなくなる。サード側に引く感じで真っすぐ。それぐらいズレがあった。コツをつかめば1軍で勝負できる力はある」と指摘した。 今秋の実戦は18打数5安打でも、キャンプ打ち上げ前に入った緊急メス。打力で勝負する左打者は矯正後「内角がガチャ詰まりしていたけど、肘の抜け方がよくなり、バットの出がスムーズになった。しっかり意識しながら振り込みたい」と言葉に力を込めた。