【タワマン論争】ひろゆき氏「タワマンはコンビニに行くのに30分かかる」は本当か? 住んでいる人に聞いた「それより本当に最悪なこと」とは? さらに地元民は「マナーの悪い外国人が増えた」と大ブーイング
ひろゆき氏の「タワマンはコンビニに行って帰ってくるだけで30分かかる」というポストが話題になった。「ガセネタ」「そんなタワマンは存在しない」との反論も多いが本当のところはどうなのだろうか。さらにエレベーター問題だけでない、タワマンに住む深刻なデメリットとは。実際の住民にリアルな声を取材した。 【画像】分譲時から2倍に値上がりした超人気タワマン
ひろゆき氏「タワマンの何がいいか僕にはよく理解できない」
首都圏だけでなく、地方都市でも続々と建設されているタワーマンション(20階建て以上の超高層マンション)。 不動産経済研究所が今年5月に発表した「超高層マンション動向 2024」によると、全国で建設・計画されている超高層マンションは321棟・約11.2万戸に達しており、前回調査時(2023年3月末時点)と比較して、93棟・1万5161戸増加している。価格も高騰しており、これから供給予定の都内タワマンは軒並み「億ション」となっている。 タワマン人気の理由としては、一般的に「眺望が優れている」「共用スペース・設備が充実している」「安全性が高い」などが挙げられるが、先日「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏がXを更新。 「タワマンの40階だとエレベーターもなかなか来なかったりして、近所のコンビニに行って帰ってくるだけで30分かかってしまう」「そんなに不便な家の何がいいか僕にはよく理解できない」とポストした。 このポストに対し、SNSでは「ガセネタ」「そんなタワマンは存在しない」という声が殺到。実際に30分かかるタワマンが実在するのか検証し始める人も…。 一方で、「一軒家の方が絶対いい」「マウントしたい人にはお薦め」「正直住みたくない」と共感する声も多く寄せられた。 では、ひろゆき氏の言う「エレベーター待ちのせいでコンビニまで30分かかる」は正しいのか、そして、エレベーター問題の他にデメリットはないのか。実際にタワマンに住む人たちにリアルな声を聞いてみた。
タワマンに住む本当のデメリット
今回話を聞いた東京都中央区の勝どき・月島エリアは、都心へのアクセスもよく、好立地で設備が充実した最新タワマンも多い。エリア周辺にあるいくつかのタワマンに住む人々に、ずばりひろゆき氏のいう「エレベーター問題」の本当のところをきいてみた。 「エレベーターが捕まりにくいと思ったことは、一度もないです」(50代女性・専業主婦) 「僕のフロアのエレベーターは30~40階まで3台のエレベーターが動いているのでいつもすぐ来ます」(40代男性・自営業) 「僕は上層階に住んでいるので、エレベーターが捕まりにくいです。とはいえ、朝の通勤通学ラッシュ時でも5分くらいしか待たないので、そこまで気になりません」(40代男性・経営者) 「朝のラッシュ時は、結構エレベーターが捕まりにくいけど、10分以上待つことはないので、めちゃくちゃ不便という感じではありません。計3台動いているので、ラッシュ時以外は割とすぐに乗れます」(50代男性・会社員) タワマンのエレベーターは複数台あるうえ、高層階用と低層階用で分かれていることが多いため、朝のラッシュ以外で待つことはほとんどないようだ。そしてタワマンは便利な立地に立てられていることが多く、コンビニも近くにあることが多い。30分かかるというのは、さすがに「誇張」ではないか。 それでは、タワマンに住む本当のデメリットはなにか聞いてみた。 「部屋数がものすごく多いから、宅配業者が1階エントランスのインターホンを押してから自宅の玄関に来るまでに1時間以上かかります。あと、別の部屋の住民が頼んだ出前や宅急便が間違ってうちに届くこともあります。その時は、わざわざ1階まで降りてコンシェルジュに渡しに行かないといけないので面倒ですね」(40代女性・専業主婦) 「建物全体で行なう防災訓練に参加しない住民がいます。ただ老若男女いろんな人が住んでいるから、仕方がないことなのかもしれませんね」(50代女性・専業主婦) 「外国人の住民が多いので、マナーの悪さを感じることがあります。ほかの住民から『中国人がマンションのゴミ置き場にベッドを置いていた』と聞きましたし、私自身、粗大ゴミが放置されているところを見たことがあります」(50代男性・会社員) 「ここの1階の共用スペースにあるプールにゴミが捨てられていたり、びしょ濡れの赤ちゃんのオムツが捨てられていることもありました」(50代女性・会社経営者) タワマンは「大規模集合住宅」のため、宅配に時間がかかったり、いろいろな住人と共に住む難しさがあったりするようだ。 一方で、タワマンに住むメリットとして、ジムやラウンジなどの共用施設の充実、しっかりとしたセキュリティ、見晴らしの良さなどが上がった。総じて、居住満足度は高いようである。 一方、タワマンの建設ラッシュや人気上昇は、地元民や近隣で店舗を営む人々にも大きな影響が出ているようだ。再開発によるエリアや人々の変化について、地元民にも話を聞いてみた。
【関連記事】
- 〈日経新聞女性記者がストーカー容疑で逮捕〉「会いたい」ハイヒールにくるくる巻き髪…逮捕されたのは元総理番のヤリ手女性記者(33)「ロマンスカー不倫」と「怪文書」“永田町禁断愛”と話題にも
- 2億円をすって残り150万円が1時間で23億円に…ギャンブルで「熔けた」井川意高がもっともしびれた瞬間とは
- なぜ海外の投資家は地震大国ニッポンのマンションを買いあさるのか? 負動産をつかまないための絶対不変のマイホーム「買い時」とは?
- マンションは、戸建住宅を買えない人が住むところ? 上昇、なだらかに下落、無価値…日本の不動産市場で起きている「三極化」の現実
- とまらない新築供給と増え続ける空き家問題…2033年には総住居数7107万戸に対して、空き家が2147万戸に達するという試算も