小島よしおが「担任の先生の言葉を聞くとつらくなる」と悩む小4男子に伝えたい、嫌な言葉から身を守る方法
「担任の先生の言葉を聞くとつらくなる。どうしたらいいですか?」と担任の先生との関係性に悩むのは小学4年生の男の子。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。小島さんがハワイで出会った親子に気持ちが伝わらなくて悩んだ経験や、嫌な言葉から身を守る方法を教えてくれました。 【写真】ホノルルマラソンを完走した小島さんのさわやかな姿はこちら! 【相談62】 僕の担任の先生とうまくいかないんです。その理由は、計算の問題を間違えた人に対して「いってらっしゃい」と言ったり、クラス全体に対して「君たちに足りないところは空気を読むことだ」と言ったりするからです。先生がグチャグチャになっていたパソコンのコードを直しているときに「こんなの1年生でもできるよ」と片づけながら言っていました。先生のこのような言葉を聞くと、僕たちも頑張っているのに心がつらくなります。よしおさん、こういうときはどうしたらいいですか?(けいご・小学4年生・男子) 【よしおの答え】 けいごピーヤ、「担任の先生とうまくいかない」という言葉遣い、小学4年生でこんなふうに考えられるのか……と、びっくりしたよ。お悩みをもらうと、いつも後輩芸人や周りにいるスタッフさんたちと一緒に話し合いながら考えているんだけど、みんなも「小4でこの感覚はなかったなあ……」って感心していた。 小学4年生くらいだったら、先生に対しては好きか嫌いかの2択だったからね。「うまくいかない」っていうのは、「うまくいくかもしれない」っていう余地を残した言葉だと思う。向き合おうとしているからこそ生まれる言葉だよね。その姿勢がすごく素敵だな、って思ったよ。 ■相手に伝わらない思いと言葉 そんな考え方ができるけいごくんだからこそ、できるんじゃないかな、って考えたのが「先生の言葉を分析してみる」こと。「いってらっしゃい」も「君たちに足りないところは空気を読むことだ」も、けいごくんからしたらキツイ言葉だとは思うんだけど、果たして先生は本当に悪意があって言っているのかな、って一回考えてみてほしいんだ。