災害時役立つ知識と備え 花巻・大迫高生 炊き出し、住民と交流
県立大迫高校(大木由里校長、生徒54人)の防災「迫高キャンプ」は16日、花巻市大迫町の同校で開かれた。生徒が災害時に役立つ知識や備えなどを学ぶとともに、地域住民と交流しながら防災意識を共有した。 花巻北消防署大迫分署、自衛隊岩手地方協力本部北上地域事務所、市大迫地区赤十字奉仕団、大迫未来会議などの協力で、グラウンドなどに防災や災害対応に関する各種コーナーを設置。生徒が運営スタッフを務め、来場者の案内や説明などの役割を担当した。 体験メニューは、消火訓練や土のう作り、煙体験、応急手当て、段ボールベッドの組み立て、火起こし、まき割り、ロープワーク、テント設営など。来場者には炊き出しとして豚汁やポリ袋による炊飯が提供されたほか、災害救助犬による捜索のデモンストレーション、ドローンを使った災害物資輸送の実演、はしご車搭乗なども行われた。