ランキング上位選手が4人抜ける2025年JLPGA。年間女王になるのは誰?【2024年国内女子ツアーを37試合すべて現地で見たプロが予想】
初優勝が待たれる脇元華、鶴岡果恋、小林光希、小林夢果、ウー・チャイェン選手たちは、初優勝から勢いがつく可能性もありますので、それぞれの課題に向かって地道な取り組みをしていると思いますが、どんなオフを過ごしているのか興味が沸きます。 シード圏外からはファイナルQTを勝ち上がってきた選手たちを見てみると、昨シーズン惜しくもシード権を取れなかった政田夢乃、菅楓華、清本美波選手といった2年目を迎える選手に混じって、プロテスト合格組もQTを突破しています。6位で通過した永田可奈恵、14位の徳永歩、18位の入谷響、36位の吉田鈴、37位荒木優奈選手の5名は前半戦にほぼ出られることになっています。 これまでのどの選手たちも通ってきたツアーセッティングのグリーンコンディション、全国を転戦するツアー生活や新人として感じるアウェイ感を払拭し、技術のブラッシュアップとともに自分らしいプレーができるメンタル面など経験を積みながら向上することでシード選手への道を歩むことでしょう。 もちろん米女子ツアー参戦組もスポットで帰国参戦することもあるでしょう。古江彩佳選手のように一時帰国でも優勝することは大いに考えられますし、特に楽しみなのは「TOTOジャパンクラシック」です。ランキング次第にはなりますが、現在参戦している畑岡奈紗、渋野日向子、笹生優花、古江彩佳、西郷真央、勝みなみ、吉田優利選手たちに加えて、今季から参戦する山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛・千怜姉妹らが勢ぞろいすることになるからです。 今季も昨年と同じ瀬田GCで開催されますので、竹田選手の連覇だけでなく歴代優勝者に名を連ねる畑岡奈紗、古江彩佳、鈴木愛選手の活躍も期待できます。 戦国時代に突入した国内女子ツアーで年間女王に戴冠するのは誰か? 3月6日の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が待ち遠しくなりました。 写真/Blue Sky Photos、大澤進二、姉崎正、岡沢裕行、有原裕晶
プロゴルファー・中村修