ジュニア男子世界王者の坂本怜。車いすテニス男子全豪覇者の小田凱人の取材に勝手に参加
【パリ4日=吉松忠弘】1月の全豪オープンのジュニアで、日本男子4大大会2人目の優勝を遂げたジュニア世界ランキング1位の坂本怜=誉高=が、1ゲームも落とさない完封試合で、わずか48分で2回戦を突破した。ブラジルの主催者推薦枠の選手に、全くテニスをさせず。ジュニア世界王者の底力を見せた。 あっけない勝利で気持ちにも余裕が出たのか、初戦を突破した車いすテニスの小田凱人の囲み取材に、通りがかったのか勝手に参加。自分のスマホで小田の話を録音しながら、話にうなずいた。 最後、報道陣が「ありがとうございました」と話すと、坂本も大きな声で「ありがとうございました!」。小田は、そこでようやく気づいたようで「全然分からなかった」と苦笑いだ。2人は同年代。今年の全豪で、ジュニアと車いすテニスという種目の違いはあるが、ともに優勝し意気投合したという。
報知新聞社