アルカラスがナダルに逆転勝ち ラスベガスのエキシビションマッチは“後輩”に軍配<男子テニス>
The Netflix Slam
男子テニスのエキシビションマッチ「The Netflix Slam」(アメリカ/ラスベガス、室内ハード)が3日に行われ、世界ランク2位のC・アルカラス(スペイン)が元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)を3-6,6-4,[14-12]の逆転で破り、勝利をあげた。 この企画は映画やドラマなどの動画を配信する「Netflix(ネットフリックス)」とラスベガスに拠点を構えるリゾートホテル マンダレイ・ベイが提携したエキシビションマッチイベント。ナダルvsアルカラス戦がメインイベントで、その他にもM・ブライアン(アメリカ)とB・ブライアン(アメリカ)のブライアン兄弟が出場するダブルスや、J・イズナー(アメリカ)、T・フリッツ(アメリカ)、F・ティアフォー(アメリカ)らが出演するサービスエースチャレンジなど豪華選手が登場する一夜限りの大型企画となっている。 ネットフリックスが中継するのはメインイベントとなるナダルvsアルカラス戦のみで、その他のイベントは現地でチケットを購入した人しか見ることはできない。 試合はナダルが第1セットを先取したものの、アルカラスが逆転。和やかな雰囲気がありながらもプレー自体は真剣勝負で行われた。 ナダルは昨年1月の負傷離脱後、手術を行い2023年シーズンを欠場。今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で復帰したが、その後負傷が見つかり約2ヵ月の再離脱となった。今回はエキシビションではあるが、ブリスベン国際後初の実戦となった。 一方のアルカラスも2月20日に行われたリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)1回戦で足首を負傷。その後捻挫と診断され、10日ほど経っているなか、復帰戦となった。 ナダルとアルカラスは「The Netflix Slam」出場後、6日開幕のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に参戦する。