宇都宮市長選に元財務官僚の毛塚幹人氏が出馬の意向 茨城・つくばの副市長経験
宇都宮市出身で元財務官僚の毛塚幹人氏(33)は11日、栃木県庁で記者会見し、同市長選(11月で任期満了)に無所属で立候補すると表明した。立候補の表明は、毛塚氏が初めて。5期目の現職、佐藤栄一宇都宮市長(62)は6選への態度を明らかにしていない。 会見で毛塚氏は「まったくの新人だが、新たな発想で新しい宇都宮をつくっていきたい」と述べた。主な政策には女性副市長の公募などを挙げた。 また、佐藤市政については「この20年でたくさんの功績を残したが、地域と距離感が生まれている」と指摘。「現市政の良い面を引き継ぎ、さらに発展させたい」と語った。 毛塚氏は、宇都宮高、東大法学部卒。財務省職員を経て平成29年、全国最年少の26歳でつくば茨城県つくば市の副市長に就任。退任後は宇都宮市に戻り、那須塩原市やさくら市で市政アドバイザーを務め、行財政改革やデジタル活用のサポートなどに携わってきた。