全国各地〝ご当地ヨーグルト〟 羽田空港に勢ぞろい
品ぞろえ不定期 新たな発見も魅力
全国各地の“ご当地ヨーグルト”を集めた売り場が羽田空港(東京都大田区)に登場し、注目を集めている。スーパーでは手に入りにくい珍しい商品約20種類をそろえ、原料の生乳による味の違いや、多彩なパッケージを楽しめる。その土地ならではのヨーグルトを通じ、各地に根差す酪農の価値や、乳そのものの魅力も発信する。 ヨーグルトを製造する中小の乳業メーカーや牧場などでつくるヨグネットが商品の卸を担い、昨年12月に第1ターミナルで開店した「羽田産直館」内で売り場を展開する。 商品一つ一つにアピールポイントを記した店内広告(POP)を付け、選ぶ楽しさも味わえる。売れ筋は飲むタイプのヨーグルトで、旅行や移動途中の幅広い年代の客から人気を集める。品ぞろえは不定期で変わるため、訪れる度に新たなご当地ヨーグルトに出会えるのも魅力だ。 ヨグネットの向井智香代表は「それぞれの作り手の思いや歴史がそのまま味になっていて、ストーリー性があるのがご当地ヨーグルトの魅力の一つ。地域の酪農のことを知ってもらうきっかけの場所にもしたい」と話す。
日本農業新聞