【J3プレビュー】5勝目を掴むのは。同勝ち点で並ぶ大宮、沼津、岐阜がそれぞれ敵地での一戦に臨む | Jリーグ
【国内サッカー・プレビュー】明治安田J3リーグ第7節が3月30日から31日にかけて開催される。 ●Jリーグ放送予定・試合日程
前節は、FC今治が連敗を喫し、FC大阪も3試合連続ドローと勝ち切れずに一歩後退。一方で大宮アルディージャ、アスルクラロ沼津、FC岐阜の3チームがともに4勝目をマークし、勝ち点13で並んでいる。今季も昨季同様に激しい上位争いを繰り広げていくことになりそうだ。 土曜日に4試合、日曜日に6試合が開催される今節、上位3チームの行方に注目が集まる。 その3チームの中で唯一、土曜日に試合を行う沼津は、敵地でAC長野パルセイロと対戦する。 前節は、先制点を許しながらも初の逆転勝ちを収め、途中出場のFW川又堅碁と齋藤学のコンビが絡んだところから2試合続けて得点が生まれているのもポジティブな要素だ。ただホームで全勝をキープしている一方でアウェイでは1分1敗と未だ白星がない。敵地での初白星を目指す沼津にとって今節は、J参入した2017年から2分5敗と未だ勝利を飾れていない鬼門・長野でのアウェイゲーム。最高のスタートを切れた今季こそ、苦手としているイメージを払しょくし、敵地での初白星を飾ることができるか注目だ。 対する長野は、ここまで1勝4分1敗と勝ち切れない試合が続いているが、開幕戦に敗れた後は、6試合負けなしなのはポジティブだ。またJリーグルヴァンカップの徳島ヴォルティス戦でホーム初白星を飾った後は、ホームで連勝中といい流れを継続中。その中でここまで3得点をマークしているFW浮田健誠は、前節もチームの同点弾をマークし、2試合連続得点と調子を上げているだけに注目だ。無敗をキープする3月最後の試合を白星で締めくくり、いい形で4月に繋げたい。 沼津と得失点差で並び、1試合消化試合が少ない中で首位に立っている大宮は、日曜日に敵地でギラヴァンツ北九州と対決する。 大宮は前節、テゲバジャーロ宮崎を圧倒し、3-1で撃破。一つ引き分けを挟んだ後も勢いを止めることなく、再び白星を手にしている。何よりも前節は、今季から加入したFW杉本健勇が今季初ゴールを含む2得点の活躍を見せ、エースとして期待される男に待望のゴールが生まれたことは今後に向けても最も明るい話題だ。ここからさらに調子を上げ、大宮の9番は本来の輝きを解き放つことができるか注目だ。 対する北九州は開幕から2分2敗と白星を飾れない時期が続いたが、前節はMF岡野凜平のゴールを逃げ切って、好スタートを切った今治から待望の初白星を掴み取った。今節も開幕から好スタートを切るチームとの連戦になるが、初白星を飾った勢いをホームでしっかり繋げられるか。ここ2試合続けられているクリーンシートを継続し、強力な相手の攻撃陣を抑え、強かにホームでの初白星を届けたいところだ。 得失点差で3位につけているFC岐阜は、日曜日に敵地で松本山雅FCと対決する。 3月最初のゲームで大宮に敗れたものの、その後は今治やFC大阪といった好調チームを相手に着実に勝ち点を奪い、前節はチームのエースFW藤岡浩介のハットトリックの活躍で、いわてグルージャ盛岡を下して初の連勝をマークしている。ここまで13ゴールはリーグ最多で、その得点源となっている藤岡はもちろん、すでに5アシストをマークするDF石田崚真の活躍も見逃せないポイントだ。その強みの攻撃で3連勝を飾れるか注目だ。 対する松本は、ここまで2勝3分1敗。着実に勝ち点は積み重ねられているものの、勢いには乗り切れていない。特に第2節以降は、複数得点を奪えておらず、前節もスコアレスドローと、攻撃陣にはチームに勢いを与える奮起を期待したいところだ。注目は10番のMF菊井悠介だ。開幕戦での出場以降は、怪我で欠場が続いたものの、第4節で復帰したキャプテンにはここからチームの巻き返しを後押しする活躍を期待したいところだ。