「考えるだけで憂鬱」夏休みのママを襲う“子どもの昼食”問題…「100点じゃなく60点を目指す」の精神が解決のカギ
自分を保つため「100点じゃなく60点を目指す」
共働きなどの場合は、子ども用に弁当を作って置いておくというケースもあるだろう。作り置きおかずはこうした家庭にもおすすめで、冷凍食品も用いるとなお楽になる。 さらに、「入れるおかずを1品決めておく」「昼か夜は主食のみにする」というルールを作ると、毎回違ったメニューを考える悩みの助けにもなりそうだ。 「お弁当の場合は、卵焼き・ミニトマトなどいつも入れるおかずを1品決めておいて、メインのおかずは自然解凍できる冷凍食品を使うとよいでしょう。 おかずを作り置きすれば朝はお弁当に入れるだけにできますし、卵焼きは多めに作って1食分ずつ冷凍しておいても便利。この時期は仕切りに大葉を使うと、緑が入って見た目がよくなるし、菌の繁殖を防ぐので一石二鳥です。 メニューを考えるのが面倒な人は、カレー・冷やし中華・焼きそば・そうめん・パスタなど、麺類を昼か夜のどちらかを主食にするという手もあります」 それでも自炊が大変ならば、冷凍食品に頼るのもいい。冷凍食品は近年、弁当用のみならず、食卓用も豊富な種類が発売され、クオリティーは冷凍とは思えないほど高い。こうした商品をどんどん頼り、“子どものため”とはいえ保護者が思い詰めすぎないよう、“がんばりすぎない”精神を持つことが大切だ。 「毎食作るのが大変なご家庭は、無理して作ろうとしなくてもいいと思います。かといって外食やお惣菜、コンビニはお金がかかるので、300~400円ほどで売っている冷凍食品、レンチンしてそのまま食べられるパスタやおかずセットを『ここぞ』というときのためにストックしておくのがおすすめです。 栄養バランスや節約のことを考えすぎるとキリがないので、『100点じゃなく、60点を目指す』。自分を保つためには諦めも大切ですから、『1食は菓子パンのみになっても大丈夫』の精神で」 いまだに「やって当たり前」というイメージを持つ人も多く、なかなか褒められることもない料理だが、裏ではこんなにも苦労がある。改めて、世の母親たちには頭の下がる思いだ。 取材・文/集英社オンライン編集部 サムネイル写真/shutterstock
集英社オンライン編集部
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