もしものときの備えになる! アウトドアグッズが万が一の防災対策の宝庫だった
日本は世界的に見ても災害の多い国です。これまでも地震、台風、洪水など多くの自然災害に見舞われてきました。そのため「もしも」のときに備えているという人も多いでしょう。最近では、日常使っているものが非常時にもそのまま役立つ「フェーズフリー」という考えが広まってきました。今回は、災害時にも役立つアウトドアグッズについて注目してみます。 【写真】災害時にも役立つアウトドアアイテムをチェックする(全6枚)
アウトドア用品は防災に役立つものが多い
アウトドアは「屋外」という意味で、アウトドアグッズはその名の通り外で使用するもの。そのため、キャンプなど屋外活動を楽しむ人は、普段から使用しているアイテムがそのまま防災に役立つことも多いはず。 例えばランタンは、災害時に電気の使用ができないときに役立ちます。同じランタンでも充電式ではなくソーラー式を選べば、燃料不要のためより災害時向けと言えるでしょう。選ぶアイテム次第で、防災時に使いやすいものかどうかも変わってきます。
キャンプギアの充実は防災力を上げる
キャンプの際に使用する寝袋やテント、クーラーボックスやアウトドアワゴンなども災害時の役立ちアイテムです。ライフラインのない状況でも活躍するものばかりなので、もしものときに備えておけば防災力も上がります。また折り畳み式のウォーターキャリーやシングルバーナーなど、軽量かつコンパクトなキャンプギアを選べば、場所を取ることもありません。 カセットボンベや簡易トイレなどは、普段から少し多めにストックしておくと心強いでしょう。簡易トイレはキャンプではあまり使わないかもしれませんが、水が流れなくなったときには大活躍してくれます。「気持ち多く補充しておく」という心構えがポイントですね。
ポータブル電源は節電と防災対策が同時にできる
アウトドアで利用している人も多いポータブル電源は、非常時にもさまざまなシーンで活躍します。スマホの充電や照明、ラジオ機能、扇風機や電気毛布などの使用も可能。災害時にも普段通りに近い生活状況を確保できるので、実用的で便利です。また非常時だけでなく、普段から使用するのもおすすめ。ポータブル電源にはソーラー充電ができるものもあるので、そうしたものを選べば節電対策にもなるでしょう。使い慣れておけば、緊急時にも慌てずに済みます。 フェーズフリーのアウトドアグッズを集めておくと、日常と非常時での使い分けをしなくていいばかりか、サステナブルな生活にも結びつきます。今後キャンプギアを選ぶときには、日常生活を便利にしつつ、非常時の備えにもなるものを選んでみるのもいいかもしれませんね。
野中陽平