西日本での風評払拭連携 山口学園(本部・大阪)と福島県協定
福島県は4日、西日本を中心に福島県の情報発信や風評払拭に向けた取り組みを進めるため、専門学校などを運営する学校法人山口学園(本部・大阪府)と連携協定を締結した。 協定に基づき山口学園は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に関心を持つ人材の育成に力を入れ、県が講義などで協力する。県産品を扱うマルシェなどの実施と売り上げの一部の寄付、関西圏のイベント出展を通じた福島県の魅力発信などでも連携する。 締結式を県庁で行い、内堀雅雄知事が「つながりをさらに深め、復興創生に向けた挑戦を勧めたい」とあいさつした。同学園の酒元英二理事長は「『困った人を助ける』という学園の理念に基づく取り組みを続けていこう」と出席した学生らに呼びかけた。 同学園のECC国際外語専門学校が新設した福島県の復興などを学ぶ授業「つなぐ福島」を受講する学生らが内堀知事を表敬訪問し、「福島を国内外に広められる人材になりたい」などと話した。