【WEC結果】10年ぶり開催のブラジル戦でトヨタ8号車が優勝!7号車もトラブルで後退も猛烈に追い上げ4位入賞
四輪モータースポーツにおける耐久レースの最高峰であるWEC。10年ぶりの開催となったWECブラジル戦で、トヨタ8号車が2024年シーズン初勝利を挙げた。FIA世界耐久選手権(WEC)は7月14日、ブラジルで2024年シーズン第5戦サンパウロ6時間の決勝を実施。TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)の8号車トヨタGR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が優勝を果たした。 【関連画像】スタート直後の1コーナーでスモークをあげるトヨタ8号車 第5戦の舞台となったのはブラジル・サンパウロにあるインテルラゴス・サーキット。同地でWECのレースが開催されるのは2014年以来、10年ぶりとなった。 13日に行われた予選では、トヨタは7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース)と8号車がそろってハイパーポールに進出した。そしてハイパーポールでは可夢偉がアタックを担当した7号車トヨタが1分23秒140をマークし、決勝のポールポジションを獲得。2番手にはブエミがドライブした8号車が0.122秒差で続き、トヨタがフロントロウを独占した。 3番手にはポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの5号車ポルシェ963(マット・キャンベル/ミカエル・クリステンセン/フレデリック・マコウィッキ)がつけた。 14日の決勝は、スタート直後の1コーナーを7号車がスムーズに抜けた一方で、8号車はコースオフを喫したが、それぞれがポジションを守ってトヨタがワン・ツー態勢でレースを牽引する。 レース開始から2時間を過ぎたところで、7号車は燃料系トラブルが発生したことで18番手まで後退する。しかし、8号車が首位に浮上すると、安定したペースで周回。最終的には2位に1分8秒の差をつけてトップチェッカーを受け、今シーズン初勝利を手にした。 2位はポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ(ケビン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・バンスール)、3位は5号車ポルシェとなり、ポルシェ勢がダブル表彰台を獲得した。 また、7号車はレース復帰後に猛烈な追い上げを見せ、4位でフィニッシュしている。 次の第6戦ローン・スター・ル・マンは8月30日~9月1日、アメリカ合衆国テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われる。 2024年FIA世界耐久選手権 第5戦サンパウロ6時間 ハイパーカークラス結果 2024年FIA世界耐久選手権 ハイパーカークラス ドライバーランキング(Top5) 2024年FIA世界耐久選手権 ハイパーカークラス マニュファクチャラーランキング(Top5)
MotorFan編集部