レトロリロン涼音「自分の人生の正解を掴めるようなタイトルにしたい」ニューEP『ロンリーパラドックス』への思い
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。2月8日(木)の放送は、4人組バンドのレトロリロンがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が1月10日にリリースされたEP『ロンリーパラドックス』の感想を伝え楽曲への思いを聞きました。
◇ こもり校長:レトロリロン先生は3度目の来校です。過去2回の放送では、いろんなことを聞かせていただきました。 COCO教頭:「4人が出会ったのは音楽大学」、「バンド名は、意味というより“覚えやすさ”と、“検索したときに自分たちしか出てこない”ようにしたかったから」とか。 レトロリロン:はい(笑)。 こもり校長:そして、レトロリロン先生は、1月にセカンドEP『ロンリーパラドックス』をリリースされました。おめでとうございます! レトロリロン:ありがとうございます!
――「TOMODACHI」制作エピソード
こもり校長:前作では自分1人で向き合うテーマの曲が多かったと思いますけど、(1曲目に収録の)「TOMODACHI」はタイトルからして1人ではないですよね。他者を意識している曲だと思いますけど、この曲の歌詞とかはどうやって作っていったんですか? 涼音(Vo/Ag):この曲は、僕……本当に友達がいないんですけど(笑)。 こもり校長:いやいやいや! メンバー:またまた! 涼音:昔から、友達との距離感とか人との距離感がうまくいかなくて。それでも、なんだかんだ生きてはこれていて。 こもり校長:うんうん。 涼音:あらためて振り返ると、「あのときに、ああいうことを言っちゃったから友達じゃなくなったのかな」とか、「もし、自分がこういうふうに言っていたら、友達になっていたのかな」とか……。そういうことを、0歳からいまの年齢まで“こういうことで後悔した”というのを紙に書き出したんです。 こもり校長:ええっ! COCO教頭:すごい作業……! 涼音:そうなんですよね。でも、自分が悪いことでも「悪い」と思いたくないこともあって。そういう気持ちを書いていたらこの曲になった、という感じです。 こもり校長:0歳から追っていって、一番後悔したことは何ですか? 涼音:う~ん……中学のときに、一時期学校に行けなくなったことがあって。そのときに、僕の家まで来てくれた友達がいたんです。でも「来ないでくれ」と言ってしまったことがあって、それがずっと引っかかっているというか……。そのときの友達とはもう会っていないし、何をしているかもわからないんですけど。 こもり校長:うん……。 涼音:そういう自分が突っぱねてしまった体験が、書き出してみたらすごく多かったんです。自分が壁を作ったせいで、いろんな所、いろんなタイミングで、友達を失ってきちゃったんだな……というのが、今でも後悔しているかな、というのがあります。 こもり校長:難しいところですよね。自分がしてしまったことが……でも、反対側から見ると、相手は意外と何も思っていなかったり。でも、自分は後悔している、みたいなこともありますし。 涼音:そうですね。