勝ち方を知る山下美夢有が「大王製紙エリエールレディス」をトーナメントレコードで優勝! 最終日をプロがレポート
今大会終了時のメルセデス・ランキング50位以内に入るとシード権、55位以内に入ると前半戦出場権を得ますが、それも確定しました。逆転でシード入りしたのは12位タイで終えた岡山絵里選手(49位)、内田ことこ選手(50位)。 55位以内では53位に木戸愛選手、54位に31位タイで終えた仁井優花選手、55位に25位タイで終えた笠りつ子選手に決まり、7位タイで終えた政田夢乃選手は、56位でシーズンを終え、ファイナルQTへと進むことが決まりました。
「たられば」になりますが、15、16番と連続バーディで迎えた17番のチャンスを決めきれていれば、逆転で55位以内の前半戦出場権は獲得できていたことになります。 ラウンド後の囲み会見では、17番を外して18番もバーディを狙っていたといい、「最終日にスコアを伸ばせないという課題もありますので、来年はそこを改善したい」と話しました。ぎりぎりのラインでQTに行く準備もしてきたようで「初めてのファイナルQTなのでしっかり上位を狙っていきたい」と前を向きます。 山下選手、鈴木選手のプレーについて「ミスが見えないというか、しっかりFWキープして、攻めるところは攻め、守りながら攻めていたので勉強になった」と歴戦の優勝者の戦いを見て学べたのも優勝争いの位置でプレーできたからこそ。来季は数多く優勝争いする姿を見せてくれることでしょう。 いよいよ24年シーズンも残すところ最終戦のみとなりました。会場となる宮崎CCは左ドッグレッグのホールが多くドローヒッターが有利なコース。山下選手の3連覇なるか、年間女王のフェードヒッター竹田麗央選手がどう攻略するか、現地からレポートをお届けします。
プロゴルファー・中村修