新潟・妻有地域で栽培「つまりちゃまめ」日本一!柳農産(十日町市)がえだまめ選手権で最高賞獲得、8月9日東京・銀座でお披露目
野菜ソムリエが全国の枝豆の食味を審査する「第3回全国えだまめ選手権」で、新潟県十日町市の柳農産(柳恵一社長)が十日町市と津南町にまたがる妻有地域で栽培する「つまりちゃまめ」が、最高賞の「最高金賞」に輝いた。第1回選手権で最高金賞を獲得した柳農産の「妻有茶豆」から新たにブランド化を図った品で、黒埼茶豆に次ぐ名産を目指す。「十日町・津南産の茶豆のおいしさを、もっと多くの方に知ってもらいたい」と意気込んでいる。 えだまめ選手権は日本野菜ソムリエ協会が主催し、8月1日に東京都の同協会で行われた。野菜ソムリエ20人が、エントリーした26品をブラインド評価。つまりちゃまめは「味の濃さがほかよりも秀でていた。甘みとうまみを強く感じた」「甘さとうまみのバランスがピカイチ」などと審査員から支持された。 柳農産に続き、津南町の金子龍也さんが金賞となるなど、新潟県内からは6品が入賞した。 つまりちゃまめの品種は、2013年に登録されたわせ品種の新潟系14号。アミノ酸と糖含有量が多く、甘みと香りの強さが特長だ。柳農産によると、妻有地域での栽培に適し、昼夜の寒暖差で糖度が高く保たれるという。出荷は7月下旬から9月いっぱいまで。 柳農産は08年に設立した。茶豆専門で、十日町市と津南町の約200カ所、約70ヘクタールで生産。9割が関東向けでイトーヨーカドー、オイシックスなどが取り扱う。十日町市ではクロステンや四季彩館ベジぱーくで販売する。 「妻有茶豆」からさらなるブランド化を目指してロゴを刷新、ICTを活用し土壌づくりや施肥管理を徹底するほか、販売戦略にも力を入れてきた。担当の柳大輔さん(43)は「十日町産地は正直知名度が低いが、おいしい茶豆をつくる取り組みが選手権で評価されうれしい。ブランド化へ後押しになる」と話した。 つまりちゃまめは9日、東京の新たな新潟県の情報発信拠点「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」でお披露目。ブランド発表と試食・販売イベントを実施する。試食は10日も行う。
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