スーパーGT、12月に延期した第5戦鈴鹿大会はレース距離変更 坂東代表「350キロから300キロに」
シリーズを運営するGTアソシエイションの坂東正明代表が、台風の影響で12月に延期した第5戦鈴鹿大会(8日決勝)のレース距離変更を発表した。定例記者会見で、同代表は「350キロから300キロに短縮する。これまでレースをしたことがない時期のため、気温の低下を見据え、午後3時半までに終了できるようにした」と説明した。 事実上の最終戦となる鈴鹿大会は真冬の冷え込みが予想され、タイヤが本来の性能を発揮するまで時間がかかると判断。その対策もあってレース距離を縮めたが、予選は逆に5分間延長するという。また、要望のあったタイヤウオーマーの使用は「チームが持っている装置の性能差もある。公平さを期すために見送った」とした。 会見の前には、23日にスペインのバレンシアで開幕する国際自動車連盟(FIA)主催の国別対抗戦「モータースポーツゲームス」に派遣するFIA-F4の森山冬星の壮行会を実施。森山が「選ばれて光栄。しっかり準備もしてきた。優勝しか狙っていない」と勇ましく語れば、同行する所属チームの平木湧也監督も「日本の実力を世界に見せるチャンス」と力を込めた。25選手が参加するF4の大一番で、日本代表のプライドを持って臨む。
中日スポーツ