五島沖で漂流していた唐津市の漁船「第三朝日丸」、写真公開 長崎海上保安部 親子、依然不明
長崎県五島市黄島の南東の海上で28日、唐津市の佐賀玄海漁協所属の漁船「第三朝日丸」(9・1トン)が漂流しているのが見つかり、乗っていたとみられる同市鎮西町馬渡島の男性(69)と息子(41)は依然として見つかっていない。捜索している長崎海上保安部は、28日午後に発見現場で撮影した「第三朝日丸」の写真を公開した。 同保安部によると、漁船を発見したポイントを含む長崎県五島市福江島の南西海域には、29日午後5時までに海上保安庁の巡視船4隻、巡視艇2隻、航空機4機が出動。佐賀玄海漁協馬渡支所所属の16隻も海上を捜索した。2人が海中に転落した可能性があるとみて引き続き海上を捜索する。 同保安部によると、2人は27日未明に親族の船とともに黄島を出港し、アカムツのはえ縄漁をしていたとみられる。