バシレウスシャフト9種を厳選試打! クラブフィッターが飛距離や方向性など高評価したお勧めシャフトは?
「バシレウス」(BASILEUS)のシャフト最新9種を人気のドライバーヘッド「PING G430 MAX(10.5度)」で、4plus Fitting Labo & Golf Salonを主宰するクラブフィッターの吉川仁が徹底試打した。
<αⅡ・50S・60S>「慣性モーメントの大きなドライバーに合う」
●45.75インチ・バランスD7・316g・250CPM 全長に80tシートの高弾性シートを採用している事で非常にハシリ感があります。 切り替えしからインパクトに向けてシャフト先端部が動きボールをつかまえてくれます。しかし先端に70tクロスシートを採用していることで、あまり暴れずにインパクトができます。慣性モーメントの大きなドライバーにも合うでしょう。
<ZⅡ・50S・60S>「左右へのブレ幅2Y左と安定させたい方にお勧め」
コスメかっこいい! ボロン金属線のしっかり感と50tのマイルドなシートの効果で切り替えしからしなりを感じます。少し間を取りたい方にお勧めです。手元がしなるので打ち出し角10度と低くなりました。左右へのブレ幅2Y左と安定させたい方にお勧めです。
<βⅡ・50S・60S>「ほどよいつかまりを求める方にお勧め」
●45.75インチ・バランスD7.7・318g・251CPM 赤と黒が渋い。全体剛性がかなり高く、なかでも手元がしっかりです。やや先端が動いてつかまりがいい感じですが、決して動き過ぎて暴れる、当たり負けするなどはありません。これはトルクを絞っている影響ですね。やや先端が動くのボールは上がりやすいですが、スピン量は約2500回転と適正です。ほどよくつかまりを求める方にお勧めです。
<γ・50S・60S>「ボールをつかまえたい方にお勧め」
●46インチ・バランスD8・318g・248CPM 鞭のようにしなる感じがします。特に切り返しからインパクトまでに手元から一気に先端へ加速する感じがあります。手元がしなる分クラブパスはインアウトがやや強くなり、その分フェースアングルがクローズになりやすい気がします。飛距離を少しでも伸ばしたい、ボールをつかまえたい方にお勧めです。
<δⅡ・50S・60S>「スピン量を抑えたい方にお勧め」
●45.75インチ・バランスD7.2・319g・252CPM 手元のしなりを感じてタイミングが取りやすいです。粘る感じはなく振り遅れもありません。これはやっぱり超高弾性シートの影響でしょうね。トルクも少なめなので、打点のミスでもあまり暴れる感じがしません。ややボールも低めなのでボールをコントロールしたい方、スピン量を抑えたい方にお勧めです。