強姦と性的暴行容疑も無罪のメンディ、シティ相手に訴訟していた未払いの給与一部を受け取れることに
未払いの給与をめぐりマンチェスター・シティに対して訴訟を起こしていたロリアンの元フランス代表DFバンジャマン・メンディだが、大部分を受け取ることになったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 2017年夏にモナコからシティへ加入したメンディ。シティでは公式戦75試合に出場し、2ゴール12アシストを記録。しかし、2021年8月にピッチ外で起きた問題によってキャリアが暗転。2020年10月から2021年8月の間に合計7件の強姦、強姦未遂容疑で起訴された。 これにより、シティから即時の出場停止処分を科され、以降は長らくピッチを離れて、自身の無罪を勝ち取るための法廷での戦いが続いた。この間にシティでは一度もプレー機会を得られず、2022-23シーズン終了後に契約満了によって退団が決定。その後、昨年夏に母国のロリアンで約2年ぶりにキャリアを再開させることになった。 チェスター刑事法院ですべての容疑で無罪となったメンディだったが、破産を回避するために自宅を売却していたことが明らかになった後、雇用審判所に今回の訴訟を起こすことに。最大で未払いの給与1000万ポンド(約19億8500万円)を請求していた。 この件について、裁判所は22カ月の未払い給与のうち、約5カ月分に相当する支払いを差し控える権利があると判決を下した。 なお、受取額は両者間で計算されることとなるが、合意に至らない場合は、今後の審問で決定されることになるという。
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