「在留資格に影響する」中国籍男性が300万円の詐欺被害 音声ガイダンスに誘導され 小城市
小城署は4日、小城市に住む中国籍の20代男性が300万円をだまし取られるニセ電話詐欺が発生したと発表した。 同署によると8月20日、男性の携帯電話に中国語の音声ガイダンスによる着信があり、男性は別の電話番号にかけるよう案内された。連絡をすると入国管理所職員を名乗る男が「送られた荷物に銀行カードが入っていて、在留資格に影響する」などと告げた。その後、警察官をかたる男から「詐欺事件に関わっている。保釈金が必要」と言われ、指示通りに300万円を送金してだまし取られた。 佐賀県警によると、県内で9月に把握した音声ガイダンスによる不審電話は約30件に上るという。通信会社などをかたっていて、県警は「電話でお金の話があれば詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけている。