認知症で闘病中のブルース・ウィリスについて、元妻デミ・ムーアが近況を報告。「過去にしがみついていると負け戦になってしまう」とブルースをサポートする上での心構えも明かす【SPURセレブ通信】
1987年から2000年まで結婚し、ルーマー(36)、スカウト(33)、タルーラ(30)の3人の娘をもうけたブルース・ウィリス(69)とデミ・ムーア(61)。その後2009年にブルースはモデルのエマ・ヘミング(46)と再婚し、エマとの間には、メイベル(12)とエブリン(10)の2人の娘がいる。 【写真】ブルースを囲んで、2家族でのファミリーショット そんなブルースは、2022年春に失語症と診断された後、俳優業を引退。そして翌年となる2023年2月に、前頭側頭型認知症(FTD)を患っていることをエマら家族が公表した。 デミとブルースは離婚後も、三姉妹の親として良好な関係を築き、デミ一家とブルース一家で頻繁に集まり一緒に過ごすなど、交流を続けてきた。そしてブルースの病が発覚した後は、デミ、ルーマー、スカウト、タルーラはこれまで以上に、ブルース一家のサポートに注力してきた。 そんな中、2024年10月13日(現地時間)にデミが、ハンプトンズ国際映画祭のイベントに登壇。米メディア『People』によると、デミはイベントの中でブルースの近況について、「現在は安定している」と明かした。 「以前にも言ったことがあるけど、病気は病気。そのことをきちんと受け入れる必要があると思う」「私がいつも大事にしているのは、その人たちの置かれている現状を受け入れること。過去にしがみついていると、負け戦になってしまうと思う」「あるがままの現状を受け入れた時に、素晴らしい美しさと優しさを見出すことができる」と、病気と戦う人をサポートする上での心構えを説明したデミ。 またイベントの2日前にも、ルーマーと、ルーマーの娘であり、デミ&ブルースにとって初孫のルーエッタ(1)を連れて、ブルースのもとを訪れたと告白。「私たちに与えられたものを、私たちに残された時間を、どんなものであれ、どんな期間であれ、家族で分かち合えるようにしたい」と加えた。 さらに米メディア『Us Weekly』によるとデミだけでなく長女のルーマーも先日、ブルースの近況についてSNSで言及。2024年8月22日(現地時間)にInstagramのストーリーズで「お父様の具合はいかがですか?」というファンからの質問に対し、「父は元気です。彼をとても愛しています。ありがとう」と、ルーマーとブルースが手をつないだ写真を添えながら答えていた。 また三女のタルーラは、2024年8月29日(現地時間)に公開された米メディア『E! News』のインタビューで、家族の関係性について発言。 「私たちの面会には多くの愛が込められており、私もそれを実感しています」「父は私がどれほど父を愛しているかを知っています。そして父がどれほど私を愛しているか、私も知っています。父が私たち家族全員を、どれほど愛しているのか知っています」と話していた。 前頭側頭型認知症は、性格・行動・言語に影響を与える、衰弱性の病気。 2023年2月にエマ、デミ、5人の娘たちが連名で病を公表した際には、「辛いことではありますが、最終的に明確な診断が下されたことで、私たちは安堵しています。前頭側頭型認知症は私たちの多くが聞いたことのない残酷な病気ですが、誰にでも起こりうる病気です。60歳未満の人にとって、前頭側頭型認知症は最も一般的な認知症の一種です。診断を受けるまでに何年もかかるため、私たちが考えている以上にこの病気は多く存在している可能性があります。現在、この病気の治療法はありませんが、近い将来この状況が変わることを願っています。ブルースの病状が進行する中で、より多くの認知と研究が必要なこの病気に、メディアが注目してくれることを私たちは願っています」と説明していた。 家族の中心となり、ブルースの病気をサポートしているエマも、自身のSNSを通じて積極的に前頭側頭型認知症の啓発活動を続けている。