夜の路上にしゃがみ込んでいた80代女性「家が分からない」 認知症かも…とっさの判断で無事保護した女性に感謝状 大分
大分県別府市で今年4月、路上にしゃがみ込んで家が分からなくなった高齢女性を保護した女性に警察から感謝状が手渡されました。 【写真を見る】夜の路上にしゃがみ込んでいた80代女性「家が分からない」 認知症かも…とっさの判断で無事保護した女性に感謝状 大分 別府警察署から感謝状が贈られたのは、別府市の宮川里美さんです。宮川さんは4月17日午後10時ごろ、歩道に座り込んでいる80代の女性を見つけました。 しばらく時間が経っても女性が居続けたため、「気分が悪いんですか?」と話しかけると、女性は「気分は悪くない、散歩をしていた。立ちにくいから手をかして」と答えました。 宮川さんが「家まで送り届けましょうか?」と声をかけ、車に女性を乗せると、「家が分からない」と話すなど会話もうまくできない状況でした。そこで宮川さんは、女性が認知症ではないかと気づき、突然警察署に向かったらパニックになると判断。「警察署で地図を見せてもらおう」と話し、無事送り届けました。 女性は家族と一緒に住んでいますが、家族は女性がいなくなったことに気がついていなかったということです。 (第一生命別府営業オフィス生涯設計デザイナー 宮川里美さん)「座り込んでいたのでなんか悪いのかなぁと思って声をかけた。困っている方がいれば少しでも何かのお役に立てればと思う」 宮川さんは過去にも家に入れなくなり、泣いている子どもに声をかけ助けたこともあるということです。
大分放送